皆さんは、キャリアオイルと言われて何を思い浮かぶでしょうか?
そもそもキャリアオイルってなに?
知らない方も多いと思います。
オイルトリートメントで必ず使用します。
体に塗られてトリートメントされるアレです。
オイルトリートメントに必需品なキャリアオイルは
なぜ使うのでしょうか?
指圧や整体と違って、面で圧力をかけたまま
滑らせるようにトリートメントしていくと
深部の筋肉にも刺激となり、筋肉の緊張が取れたり
筋肉がほぐれていきます。
お肌にもいいし、老廃物も流してくれます。
医療でも使われるキャリアオイルについて詳しく
見ていきましょう。
キャリアオイルの基本知識
キャリアオイルは肌の奥深くに精油が
浸透するのを助けます。
潤滑剤として、オイルリンパトリートメントの
際に手の動きを
助けオイルの伸びを良くする役割があります。
精油は植物の有効成分を濃縮したものなので原液のまま
肌に使うことはできません。
精油を希釈する時に、土台となるオイルという意味で
ベースオイルとも呼ばれています。
キャリアオイルの効能
キャリアオイルは、それぞれが特有の栄養素
ビタミンミネラルを持ち異なった脂肪酸類で
構成されています。
健康を保ち続けるために、大切な必須脂肪酸である
αリノレン酸やγリノレン酸を含有する
キャリアオイルもあります。
リンパトリートメントでは、精油と同様に
キャリアオイルも目的に応じて使い分けることで
高い効果が期待できるのです。
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保管方法とブレンドオイルの作り方
キャリアオイルは酸化が早く、寿命は
およそ3~6か月程度です。
もしも、開封した時に油焼けしたような
鼻をつく臭いがする場合はすでに
酸化が始まっているので、製造年月日を必ず
確認しましょう。
オイルを保管する時は、ボトルの栓を
しっかり閉めて冷暗所で保存してください。
ブレンドオイルを作る際は、キャリアオイルに対し
精油の濃度は1-2%程度が目安です。
精油一滴が0.05mlと考えれば、キャリアオイル
10ミリリットルに対し精油2滴をブレンドすると
精油1%濃度のブレンドオイルが出来上がります。
精油はプラスチック類を溶解することがありますので
ブレンドオイルを作る際は、必ずガラス製の容器を
使用しましょう。
目的に合わせたキャリアオイルブレンド
精油は、各植物油の特徴を生かし、数種類ブレンドします。
冬の乾燥している時、濃厚で保湿効果の高い
オレイン酸系のオイル
オリーブオイル 、 アーモンドオイルなどは
伸びが悪くなります。
トリートメントが施しにくいため10%~25%
ぐらいの割合でグレープシードオイルを
ブレンドしてみると伸びが良くなります。
主なキャリアオイルの種類
スイートアーモンドオイル
ホホバオイル
マカダミアナッツオイル
キャリアオイルの豆知識
アロマテラピーの歴史
古代エジプトでは医療、美容、宗教的儀式などに使用されていた!
アロマテラピーの歴史は5000年以上前から始まっていたと
されています。
古代エジプトでは香りは再生につながると考えられており
芳香植物が医療や香水、美容、宗教的儀式など
広範囲に渡り使用されていたことがパピルス 文書にも
記されています。
ギリシャローマ時代のトリートメントに
使用されていた!
ギリシャローマ時代にはオリーブオイルに花やハーブの
香気を吸収させて医療や美容を目的にトリートメントを
行っていたことが記録に残っています。
その他、アーユルヴェーダや漢方など植物を医療や美容に
用いる療法は、各国に存在しています。
錬金術師イブンシーナーの錬金術の行程から、芳香物質を
抽出する技術が開発されたことにより、精油が幅広く
医療に役立てるようになりました。
近代的に確立されたアロマテラピー理論
フランス人の科学者ルネ・モーリスガットフォセは
著書アロマテラピーで
「アロマテラピー」という言葉を生み出し精油の
芳香組成成分の知識を集約
アロマテラピーを生理的、化学的、など様々な方向から
解明しました。
さらに、イギリスの美容家マルグレット・モーリーは
精油をキャリアオイルに希釈して
トリートメントに組み込む方法を生み出し、英国に
アロマテラピーを普及させました。
またフランスで、軍医であったジャン・バルネ が
負傷者たちにいているを使った治療を施し
その成果を書物で紹介したことにより
精油の医学的な治癒力を一般に普及させました。
そして、ロバート・ティスランドによる
ルネ・モーリス・ガットフォセと
ジャン・バルネの功績をまとめたアロマテラピーの
理論と実践の出版によりアロマテラピーは本格的に
世界各国に普及することになりました。
まとめ
キャリアオイルは
キャリアオイルは、肌のトリートメントだけではなく
髪の毛にも使用されており、フェイストリートメントでも
大活躍します。
乾燥時などは、入浴後に使用したり入眠前に使用したり
高い保湿力を使ってトリートメントに利用することも
オススメします。
現在では、いろいろな保湿ローションやクリームが
出回っています。
オイルはベタベタするのが不快と感じる人もいるかもしれません。
マカダミアナッツオイルは消えてなくなるオイルといわれるくらい
ベタベタしないので、天然のものを使いたいと希望される人には
オススメです。
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